「歩くだけでポイントが貯まる」と書いてあっても、実際に開いてみると、貯まり方も、やることの多さも、もらえるものもまるで違います。この記事では6本を並べて、貯まり方の構造で比べます。金額の大小ではなく「何をすると、何がもらえるのか」を揃えて見ると、自分に合うものが選びやすくなります。
タイプの考え方そのものは歩数ポイ活アプリはどう選ぶ?にまとめています。この記事はその実例編です。
この記事の見方
調査日は2026年9月11日、内容は各アプリの公式サイトおよび App Store の記載にもとづきます。各社の条件は予告なく変わります(実際、楽天ヘルスケアは2026年4月に達成条件が変更されています)。申し込む前に、必ず各アプリの公式情報で最新の条件を確認してください。
順位は付けません。歩く距離も、使っているポイント経済圏も人によって違うので、「1位のアプリ」は決められないからです。代わりに、構造の違いが分かるように並べます。
6本を一覧で
| アプリ | 何で貯まるか | もらい方 | もらえるもの | アプリ内でやること |
|---|---|---|---|---|
| トリマ | 移動距離+歩数 | 確定+ガチャ | 他社ポイント・ギフト券・現金など | タンク回収・ガチャ・アンケート等 |
| ANA Pocket | 移動(歩く・電車・車など) | ガチャ(確定枠あり) | マイル・ポケマネー(1pt=1円相当) | ガチャを回す・チェックイン |
| Cashwalk | 歩数のみ | 確定 | コンビニ等のギフト・各種ポイント | コインBOXをタップ |
| dヘルスケア | 歩数・体重などのミッション | 抽選(有料版はハズレなし) | dポイント | ミッションの達成・報告 |
| 楽天ヘルスケア | 1日5,000歩 | 抽選(くじ) | 楽天ポイント | 翌日中にくじを引く |
| あるくじ | 前日の歩数(下4桁が番号) | 抽選(毎回必ず当選者が出る) | デジタルギフト | なし |
移動距離でも貯まる ── トリマ / ANA Pocket
トリマ(GeoTechnologies, Inc.)は、歩数だけでなく移動距離でもマイルが貯まります。貯まったマイルは「タンク」に溜まっていき、タンクは初期の3個から最大10個まで増やせます。歩数・移動のほかに、ガチャ、アンケート、ミッション、買い物など貯め方の入り口が多いのが特徴です。交換先は Amazonギフト券・楽天ポイント・dポイント・Pontaポイント・nanaco・WAON・銀行振込など幅広く、現金への交換は100,000マイルからとされています。
ANA Pocket(ANA)も移動でポイントが貯まり、そのポイントでガチャを回してマイルやポケマネーを受け取る仕組みです。公式のガチャ特典一覧によると、無料の Lite プランは1,000ポイントで2マイルが確定、有料の ANA Pocket Pro(月額550円)は1,000ポイントで7マイルが確定します。ポケマネーガチャは1,000ポイントで2ポケマネー(1ポケマネー=1円相当)が確定で、PayPay・Amazon・楽天ポイント・dポイントなど50種類以上の特典に交換できます。
どちらも移動距離が長い人ほど有利で、そのぶんアプリ内での操作は多めです。通勤が長い人、車移動が多い人に向いています。
歩数だけでシンプルに ── Cashwalk
Cashwalk(Nudge Healthcare株式会社)は、歩数だけで貯まるタイプです。**100歩ごとに「コインBOX」が1個貯まり、1日最大100ポイント(=1万歩ぶん)**まで受け取れます。上限がはっきりしているぶん、その日どこまで貯まるかが読みやすいのが利点です。
貯めたポイントは、コンビニやカフェで使えるバーコード型ギフトや、各種ポイントサービスのギフトコードに交換できます。現金への交換はありません。
やることは「コインBOXをタップする」だけなので、作業を増やしたくない人向けです。iPhone は iOS 17.0 以降に対応しています。
経済圏で選ぶ ── dヘルスケア / 楽天ヘルスケア
この2本は、もらえるものが自分のポイント経済圏に合うかどうかで選ぶタイプです。
dヘルスケア(ドコモ)は、歩数や体重記録などのミッションをクリアすると、抽選でdポイントがもらえます。月額400円の有料版にすると抽選のハズレがなくなり、必ず当選します。健康記録アプリとしての機能が主役で、ポイントはその継続を後押しする位置づけです。
楽天ヘルスケア(Rakuten Group, Inc.)は、1日5,000歩以上歩くと「ラッキーくじ」を引けて、楽天ポイントが当たります。こちらも抽選で、ハズレが出ることもあります。2026年4月13日に達成条件が変更されており、くじは翌日中に引く必要があります。無料で使えます。
dポイント・楽天ポイントを普段から使っているなら、貯めたものがそのまま日常の買い物に溶け込みます。逆に、その経済圏を使っていないなら魅力は半減します。
抽選型 ── あるくじ
最後に自分たちのアプリです。あるくじは、前日に歩いた歩数の下4桁がそのままその日のくじ番号になります。応募ボタンもミッションもなく、アプリ内でやることはありません。
当選番号は、その日の参加者が実際に持っている番号の中から選ばれます。だから「該当者なし」が構造的に起きず、毎回必ず誰かが当たります。当たった賞金はデジタルギフトで受け取り、各種ポイントや電子マネーに交換できます(受け取りの手順はこちら)。
確定でコツコツ貯まるタイプではありません。当たらない日が続くこともあります。その代わり、歩いた後に何もしなくていい。この点はあるくじでいくら稼げる?で、期待値を盛らずに書いています。
気づいたこと: 「抽選型」はもう珍しくない
6本を並べて分かることがあります。dヘルスケアも楽天ヘルスケアも、もらい方は「抽選」です。 ANA Pocket もガチャ(確定枠つき)を回す形をとっています。
つまり、歩数系ポイ活における抽選方式は例外ではなく、すでに主流のひとつです。違いは「何を抽選にするか」で、多くは毎日の少額を抽選にしています。あるくじはそこを1つの賞金をみんなで山分けする形にして、代わりにアプリ内の作業をゼロにしました。方式が特殊なのではなく、同じ型の中での設計の違いだと考えてもらうのが正確です。
選び方は3つの軸で決まる
- 作業量 — 歩いた後にアプリでどれだけ操作するか。タンク回収・ガチャ・ミッション・くじ引きは、どれも「毎日触る理由」になります。触るのが苦でないなら貯まる量は増え、苦なら続きません
- 交換先 — もらえるものが自分の経済圏に合うか。dポイント派か、楽天派か、Amazonギフト券で十分か、マイルを貯めているか
- 確実性か、期待値か — 毎日少しずつ確実に積むのか(Cashwalk・トリマ)、当たったときの1回に寄せるのか(dヘルスケア・楽天ヘルスケア・あるくじ)
この3つのうち、いちばん見落とされがちなのが1つ目です。還元額は比べやすいのに対して、作業量は使い始めてから効いてきます。
組み合わせ方: 主力1本+ついで枠
歩数はスマートフォンが数えていて、複数のアプリが同じ歩数を同時に読み取れます。1つに絞る必要はありません。
- 主力: 作業を苦にしないなら移動距離型(トリマ・ANA Pocket)、手間を減らしたいなら歩数のみ型(Cashwalk)
- 経済圏枠: 普段使っているポイントに合わせて dヘルスケアか楽天ヘルスケアを1本
- ついで枠: 作業が要らないものを何本か(あるくじはここです)
ついで枠に「毎日の作業が必要なアプリ」を入れると、だいたい続きません。
よくある質問
Q. 複数のアプリを入れたら、歩数は取り合いになりませんか? A. なりません。歩数はスマートフォン側(iPhone ならヘルスケア)が記録していて、各アプリはそれを読み取るだけです。同じ歩数を何本のアプリで使っても減りません。
Q. バッテリーは減りませんか? A. 歩数の計測自体は省電力の専用チップが行っているので、影響は小さいです。詳しくはスマホの歩数はどうやって数えている?で説明しています。
Q. 位置情報は取られますか? A. アプリによります。移動距離で貯まるタイプは、仕組み上、位置情報を使います。歩数だけのタイプは使わないものもあります(あるくじは位置情報を取得しません)。気になる場合は、各アプリのプライバシーポリシーと、インストール時に求められる権限を確認してください。
まとめ
- 6本は「移動距離型」「歩数のみ型」「経済圏型」「抽選型」に整理できる
- もらい方は確定と抽選の両方があり、抽選型はすでに主流のひとつ
- 選ぶ軸は「作業量 / 交換先 / 確実性か期待値か」の3つ。見落とされがちなのは作業量
- 歩数は複数アプリで同時にカウントできるので、主力1本+ついで枠の重ねがけが現実的
- あるくじは抽選型で、アプリ内の作業はゼロ。毎回必ず当選者が出る
仕組みの全体像は「歩数がくじ番号になる」とはどういうことかからどうぞ。
※本記事の内容は2026年9月11日時点で各社が公開している情報にもとづきます。条件は変更される場合があるため、最新の情報は各アプリの公式サイト・App Store の説明をご確認ください。
※記載の会社名・製品名・サービス名は、各社の商標または登録商標です。
(あるくじ運営事務局)